【高チャレTV求人票管理システムを導入しようと思った経緯は？】

進路教員の負担軽減や予算削減にも繋がる考え、高チャレTV導入を決めた。

コロナの影響は大きく、三密回避、出停対策などは大きなきっかけである。
また進路教員の負担軽減や予算削減にも繋がるとも考えた。
具体的には、求人票閲覧の時期になると生徒が狭い資料室に殺到し、写真を撮ったり、コピーを頼んだりと、密は避けられない。オンラインで閲覧できれば密を避け、保護者とも一緒にゆっくり閲覧することが可能である。
また進路室に足を運べない濃厚接触者や陽性者も検索閲覧が可能であり、大事な時期に学校に来れない生徒のためにもなる。
また本校では閲覧用ファイルが１冊しかないと、1人の生徒が見ていると他の生徒が見れないため複数準備していた。
そのファイルはクリアポケットに入れて綴じていたため、オンラインで閲覧できれば、求人票のコピーやポケットへの差し込みの作業とクリアポケットを削減できる。
以上のようにオンライン化はメリットが大きいと考え、高チャレTVの導入を決めた。

【導入して良かった点は？】

資料室の在室時間は大分減り三密の回避、さらに予算削減もできた。

実際にオンラインで求人を検索、閲覧することができるようになり、資料室の在室時間は大幅に減り、密の回避に繋がった。
また計画通りファイル整理の時間とクリアポケットの削減もできた。
PDFファイルのアップロードにかかる時間も短くなり、読取り精度も徐々に改善し、入力内容の手直しの数も徐々に少なくている。
２年生に家での課題として閲覧して『気になる』ボタンを押すなども教員が生徒の意識や好みを知ったりするのに役立つとともに、意識醸成にも役立つ。

【導入後の先生方の労力の変化はどうなりました？】

ファイリングなど細かい作業は必要はなくなったが、考えなければいけないことは増えた。

コピーやファイリングなどの細かい作業や、担任が重い思いをして、懇談にファイルを教室に持って行く必要はなくなった。
しかし部分的な導入で個別ファイルや一覧表（甲賀職安管内、県内、県外の数のカウントにも利用、内容も省略してわかりやすくするため無くせなかった）は継続していたため劇的な変化という程までの変化はなかった。
また本校の校務用のパソコンでは、USBメモリが使えないなどの理由による制限で、高チャレTVに求人票をアップロードする為のパソコンを別途で準備するなど、考えなければいけないことは増えた。
学校に届いた印刷の悪い求人票は、パソコンが上手く読み取ることが出来ないため、効率を落とし、イライラも増した。

【生徒の皆さまの反応は？】

進路室に足を運ばなくなった分、生徒とのコミュニケーションは少し減った。

生徒が進路室に足を運ばなくなった分、生徒とのコミュニケーションは少し減った気がする。
そのかわり、家での保護者とのコミュニケーションが増えていれば良いと考えている。

進路指導主事　森田 和行 様